個展の会期中、12月5日に、酪農女性サミット2017の基調講演として、お話させていただきました。
作品や「おかあさん牛からのおくりもの」の事、私がどうやって牛に出会って、作品を作るようになったかというお話をつらつらとさせていただきました。
酪農に関わってきて、女性たちが本当にがんばっているのは間近で見てきたつもりですので、どうか身体を大事に、素晴らしい酪農の仕事を誇りを持ってがんばってほしい、と、エールを送るつもりで、お話しました。
初めての講演、しかも実行委員の方を含めて全部で170人くらい会場にはいらしたと思うので…とても緊張しました。
つたない話でしたが、聞いて下さった方、本当にありがとうございました。
会場で絵本「おかあさん牛からのおくりもの」とチャリティーポストカードも販売させてもらって、たくさんご購入していただきました。
そちらもありがとうございました!
その後は一参加者として、サミットを楽しんでしまいました。
「酪農をもっと楽しく、もっとおしゃれに」というテーマの作業着のファッションショー。モデルさんはかわいいし、小道具も仕事を知っている人ならではで、見ていて楽しかったですね~。取材のテレビカメラの数がすごかった!
その後の育成預託の遠藤裕子さん、酪農家の岩本実季さん、酪農ヘルパーの渡辺有紀さんと実行委員の久富聡子さんのパネルディスカッションがとても良くて…。
どこからこんな素敵な女性たちを集めてきたのかという、3人ともとても良いお話でした。苦労もたくさんある中、創意工夫や自分でいろいろ気づいていったり、仲間と集まったり、前向きに仕事に人生に向かう姿はとてもまぶしかったです。
懇親会もみなさんすごいエネルギーでした。皆さんそんじょそこらの女子より体力ありますからね!
たくさんはなしかけて下さったのに、私の反応がいまいち薄かったのは、体調が悪かったからです…申し訳ないです。
みなさんともっとお話ししたかった…!
2日目は北大大学院准教授の小林国之先生の講演、「国際社会における日本酪農の近未来」も、新たな視点で酪農をとらえられました。日本の酪農は、世界にいろいろな酪農形態のある中の一つであるのだなあという視点は持った事が無く、とても勉強になりました。
ワークショップは、くじ引きで決めた6人グループで、模造紙に2030年に自分や日本の酪農はどうなっていたいか、現在のこと、そして目標をかなえるには何をすればいいか、というのをどんどん出してフセンで貼って行くというものでした。若い酪農女子達のぶっちゃけトークも面白かったし、6人寄り集まればいろいろなアイディアが出るものだなあと感動しました。
それぞれ違った立場ながら、たくましく田舎の町で酪農に携わっている様も聞いていて頼もしかったのです。
ほんとうの事を言うと、私に限ってはいつも自分の事でいっぱいいっぱいで、日本の酪農の事まで心配している余裕がなかったのですが…こんなに酪農に憧れたり仕事が好きな若い子や、頼りがいのある活躍中の女性がいっぱいいるなら、これからいろんな問題が酪農という産業に起こってきたとしても、なんとかなるんじゃないかな、なんて思いました。
そしてもっと自分もがんばらなければなあと。
最後になりましたが、このような素晴らしい会を開催して下さった実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。普段のお仕事もある中、本当に大変なご苦労だったと思います。講演の大役も皆様の明るさにとても助けられました。お疲れ様でした!
この記事の写真は、実行委員の薮内さんが撮ってくださったものです。
興味のある方は酪農女性サミットのfacebookページに写真などたくさん上がっていますよ~。
https://www.facebook.com/dairywomansummit/…