2022年、ありがとうございました。

威勢よく餌を食べる牛

2022年もあっという間に大みそかになってしまいました。

今年は例年通りの荒川版画美術館での展示に始まり、那須の大黒屋さん、母校の武蔵野美術大学のgFAL、南区芸術祭にギャラリーレタラファイナル展、いつもの東一条ギャラリー小さな絵展、冬至祭。ずいぶんたくさんの作品を見ていただく機会に恵まれ、忙しくも本当にありがたい一年だったと思います。

お世話になった皆様、展示を見に来て下さった皆様、作品をご購入下さった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

来年はまたお知らせしますが、楽しみな展示も複数ございますので、また気合を入れて制作に励んでいきたいです。

今年は世の中的には大変な一年でしたが…どうか来年は、平和な一年になりますように。

年末年始は牛乳を飲みつつ、世界の平和を祈りたいと思います。

最後になってしまいましたが、無事会期終了したギャラリーレタラファイナル展の写真を。

2013年に、まだこちらに移住したてで何者でもない私の個展を開いてくださったレタラさん。

2回の個展と、2+2北海道・光州美術交流展2020にも参加させて頂きました。

レタラで本当にたくさんの出会いがあり、励まされる事ばかりでした。

たまに札幌に出かけた時に、レタラによって展覧会を見て、泉さんとお話するのもとても楽しみでした。

ギャラリーレタラの吉田さん、泉さん、本当にお世話になりました!!

ここで育てて頂いた恩を胸に、さらに精進していきたいと思います。

サイア2022年11月号

サイア2022年11月号発行になりました。

今回は「和牛と秋」。

湧別町の阿部農場さんに取材させて頂きました。紅葉の放牧地で気持ちがよさそうな和牛たちです!

ジェネティクス北海道SIRE 2022年11月号

そして来年のジェネティクス北海道さんのカレンダーです!
「おはなちゃん」推し。非売品ですが、下記リンクからダウンロードできます~。

https://www.genetics-hokkaido.ne.jp/wp5/content/public-relations-sire/download-content/

ギャラリーレタラ・ファイナル展に参加します。

ギャラリーレタラさんのファイナル展に参加します。

今まで2度の個展と、2+2北海道光州交流展に参加させて頂いた、札幌市円山にあるギャラリーレタラさん。今回で最後の展覧会になるそうです。

たくさんお世話になり、思い出のいっぱいあるレタラさんが閉まってしまうのは本当に寂しいけれど、ファイナル展はレタラゆかりの作家さん63名の作品が集るにぎやかなものになりそうですよ。

私は木版画一点展示させて頂きます。

お近くの方はぜひ!

ギャラリーレタラ・ファイナル

2022年12月7日(水)~12月25日(日)

12:00~18:00

火曜日定休 最終日16:00まで

ギャラリーレタラ
札幌市中央区北一条西28丁目2-35 MOMA place 3F

東一条ギャラリー「冬至祭」に参加します

東一条ギャラリーの小さな絵展から引き続き、「冬至祭」に参加させて頂きます。

版画の展示はそのままですが、ポストカード(新作もあります!)とうしーる、10日からは手ぬぐいの再販も置かせてもらう予定です(初日に間に合わず申し訳ないのですが…)。

牧舎のシュトレンや、あたたかい小物なども加わって、にぎやかな冬至祭りになりそうですよ。

お近くの方はぜひ~!

「冬至祭」
12月3・4 10・11 17・18日 am11:00~pm4:00
東一条ギャラリー
086-1041 北海道中標津町東1条北1丁目16番地2階

小さな絵展の時の写真ですが…こんな感じに牛濃度高めに展示して頂いています!

東一条ギャラリー「小さな絵」展に参加します。

今年も東一条ギャラリーの小さな絵展に参加します!

旧作ですが木版画と、小さな水彩画、うしーるもあります。

他の作家さんの作品も楽しみです!

お近くの方、ぜひ見にいらしてくださいね。

「小さな絵」展
1月12、13、19、20、26、27日の開催(土、日曜日)
am11:00~pm4:00
東一条ギャラリー
086-1041 北海道中標津町東1条北1丁目16番地2階

南区芸術祭2022会期終了しました。

9月25日、南区芸術祭の日程が無事終了いたしました。

お越しくださった皆様、南区芸術祭実行委員の皆様、本当にありがとうございました!

お話を頂いたのが那須と東京の展示が決まった後だったので、なかなか日程的に厳しくて会場にいることがほとんどできず、残念でしたが…。

他の作家さんたちの作品もとっても充実していて、とても素晴らしい芸術祭でした。

南区芸術祭に参加できたこと、エドウィン・ダン記念館で展示できたこと、誇らしいです!

南区芸術祭2022 ミンナミニイク ミナミナク 始まりました。

南区芸術祭2022 ミンナミニイク ミナミナク 開幕しました!

私の作品は真駒内駅から徒歩10分ほどの場所にある、「エドウィン・ダン記念館」に展示されています。

北海道開拓使に招かれた外国人指導者だったエドウィン・ダン。明治6年にアメリカから来日し、北海道における畜産業の普及に努めました。
エドウィン・ダン記念館は、そんな彼の作った牧場の事務所だった洋館を現在の場所に移築し、畜産技術を指導した業績を偲ぶ記念館として公開されています。

よく手入れされてピカピカの館内に、「904全身図」があつらえたようにぴったりでした。

絵本「おかあさん牛からのおくりもの」原画も展示しています。

エドウィン・ダン記念館の元々の展示もありますので、開拓の時代の酪農と、現代の酪農を比べてみるのもまた面白いかもしれません。

エドウィン・ダンが絵本の原画を見たら、改良が進んだ牛の乳の大きさや、搾乳ロボットにびっくりするかもしれませんね。

初日あんまり賑わっていて、建物の外観を撮りそびれてしまったので、以前訪れた時の写真を…。白い壁にグリーンの屋根の、素敵な建物です!私の作品以外にも他の作家さんの作品も展示してありますので、お庭もぜひ見てくださいね。

真駒内駅から他の会場やイベント、見どころたくさんの南区芸術祭。詳しい情報をサイトでチェックして、ぜひ見に行ってみてくださいね。

南区芸術祭2022
会期:2022年9月3日(土曜日)~9月25日(日曜日)
☆エドウィン・ダン記念館の作品展示 9:30-16:30 ※水曜日休館

南区芸術祭2022に参加します。

南区芸術祭2022に参加します。
私はエドウィン・ダン記念館会場にて、木版画「904全身図」と絵本「おかあさん牛からのおくりもの」の原画を展示します。
札幌近郊の方はぜひいらしてくださいね~。
南区芸術祭2022
会期:2022年9月3日(土曜日)~9月25日(日曜日)
会場:石山緑地会場(9/3土曜日、9/25日曜日のみ)
真駒内(地下鉄真駒内駅外壁、まこまる、エドウィン・ダン記念館、STUDIO kamokamo)
☆エドウィン・ダン記念館の作品展示 9/3(土)-9/25(日) 9:30-16:30 ※水曜日休館
住所:札幌市南区真駒内泉町1丁目
その他イベントワークショップなどは南区芸術祭のサイトよりご確認くださいませ。
https://sapporo-minami-artfes.jp/minami-art-festival-2022-outline/

大黒屋さん展示のまとめ。

板室温泉大黒屋さんでの展示「牛の間」を振り返っていきます。

初夏の美しいお庭。菅木志雄さんの作品と一体になっています


私の撮った写真は今ひとつだったので、作品の写真は大黒屋さんで撮ってくださったものをこの記事では使わせてもらいます。


3年前に訪れたときにはまさか自分が展示することになるとは夢にも思わなかった大黒屋さん。
展示したサロンは、渋い和風の建物の中の土壁のシックな空間。雰囲気のある調度やグランドピアノ、広い窓から見える開放的な新緑のお庭。
落ち着いた空間が作品を包んでくれて、またいつもとは違い牛たちが際立って見えたように感じました。たくさんの方に愛され、磨かれてきた大黒屋さんの場所の包容力。場所によってこんなにも作品の見え方が違い、また作品自体は変わらずここにある事の不思議さ…とても勉強になりました。
また今回はしっかりと作品に値段をつけ、スタッフの皆さんが積極的にお客様に声をかけて下さったおかげで、作品が多くの方の手元に旅立つ事にもなりました。本当に有り難く、さらに気を引き締めて作品を作って行こうという励みになりました。

滞在中改めて大黒屋会長さんの菅木志雄美術館ツアーに参加させて頂いてお話を伺ったのもとても勉強になりました。
哲学を勉強してアートと保養の宿というコンセプトを打ち立て、菅さんの作品に惚れ込み世界の菅木志雄になるまで支援されたお話。
私の作家としての勉強不足を痛感もしましたが、大変刺激になるお話でした。
スタッフの皆さんのお客様との関わり方にも学ばせてもらうことが多かったです。また行きたくなる場所には素敵な方々が居る!
搬出のときたまたま参加させてもらったスタッフの方々のための華道家上野雄次さんの花活け教室もとても勉強になった……!花を生けることも牛を描くことも、共通点がありますね。
滞在中の温泉も素晴らしかったしご飯も最高に美味しかったしお宿の前を流れる川も美しくロケーションも最高で、温泉宿でのんびりしたい方本当に大黒屋さんオススメですよ…!

とにかく本当に有り難く勉強になることばかりの展示でした。本州の酪農の本場でもある那須塩原。また呼んで頂けるよう精進していきたいです。
ご近所から遠方からわざわざ来てくださった方々、大黒屋の皆様、本当にありがとうございました。

立て続けにこんなふうに有り難い展示が出来て、作品数が少ない私なりに旧作も振り絞りましたので、これからまた新たな気持ちで新作を作っていきたい。そんな勇気をもらう二ヶ月間でした。

このシックな空間に牛!
明るいお庭を背負う牛
子牛
サイア原画と掛け軸、掛け軸もやってみて良かった!
水彩も2点。
上野雄次さんの花いけ教室。これは上野さんに直してもらったものですが、ちゃんと花いけに向き合ったのは人生で初めてでした!
那珂川のせせらぎ。心が洗われるようでした。

gFALでの展示が無事終了しました。

6月17日、武蔵野美術大学、gFALにて、冨田美穂展ー牛部屋2022ー無事終了しました。

卒業して18年ぶりの母校での展示でした。
私が通っていた頃はgFALがあった場所は古いニ号館があって、屋上に忍び込んで友人たちとクロッキーをしたりした思い出の場所。その建物は無くなって新しいアトリエ棟があることは知っていましたがコロナで現場を見ることが出来ないままの展示でした。


大作は現地でパネルに水張りをするので、それをまず研究室の方々や学生さん院生さんに手伝ってもらいました。
普段一人かもしくは展示会場の方に少し手伝ってもらうくらいなので、学生さんたちに手伝ってもらうのはとてもありがたかったのですが実はめちゃくちゃ緊張していました…!
若い頃、予備校や大学の先生方の展示を手伝って、自分もいつかこんなふうに展示がしたいなと思っていた頃を思い出し…うまく指示が出せなくて頼りない先輩だったかもですが、作家の獣道を歩く先輩としての背中を見せられていますように…。
そんなこんなで広い空間の展示作業もあっという間に終わり。
天井が高く一面がガラス張りの広々した空間に作品を並べることができました。

今までいろんな場所で展示した事を思い出しながら、旧作から新作までどのように並べるのがベストか…。板室温泉から運んでもらった作品たちも、また見え方が全然違い。
展示が始まって、同級生や親戚やネットでつながっていた方々、新聞を見て来てくださった方、たくさんの方に見て頂けました。
会場にいる間、本当に皆さん熱心に見てくださり。その皆さんを後ろから見て胸が熱くなりました。 学生さんたちもたくさん来てくれて、たまに話しかけてくれたり、それも嬉しかったです。
こんな機会を設けてくださった恩師の武蔵野美大版画コースの高浜敏也先生には本当に感謝の気持でいっぱいです。
先生は毎年アートプロジェクト「落石計画」で根室の池田良二先生のアトリエに夏来られていたり、網走美術館で展示をされたりしていたので、北海道の端っこに住んでいてもなんだか縁が繋がっていたのもとても不思議で、有り難いなと思います。
来てくださった皆様方、版画研究室の皆様、本当にありがとうございました!

ガラスに映る牛
子牛とポートフォリオコーナー
新作子牛と大作牛
子牛と横顔シリーズ
新作白ちゃん
向かい合う大作
大きめの作品たち
さすが版画コースで、シルクスクリーンで手早くガラスにタイトルを描いてくれました
版画コース研究室のある懐かしの4号館