北海道銀行稚内支店ミニギャラリーで展示をします。

北海道銀行稚内支店ミニギャラリーで展示させていただきます!
去年芸術文化奨励賞でお世話になった道銀さんです。ミニギャラリーの展示を企画されている「地域文化を支える会」の吉澤さんが、わざわざ稚内から小清水のツーリストセンターでの展示を見に来てくださって実現した展示です。
稚内、冬なので自分が行くのは断念しましたが…、旧作メインですが、なかなか道北で展示する機会もありませんので、お近くの方はぜひ!
2020年2月3日(月)?3月31日(火)
月曜日から金曜日の、午前9時から午後3時まで、銀行の開店時間中のオープンとなりますので、ご注意下さい。
土日祝日はお休みです。

冨田美穂版画展ポスター (1)r

チャリティーポストカード第5弾出来ました。

チャリティーポストカードセット、第5弾が出来ました。
今回もジェネティクス北海道さんの「サイア」の表紙絵を使わせてもらいました。
身近な牛が多いですね。自分で言うのもなんですが、可愛い牛を厳選しました。
値段はいつもどおり、5枚セットで税込み1,000円です。
売り上げの3割を、いつも通り
移動支援Rera
さんに寄付させてもらいます。
ご注文はブログの右側下のほうにあるメールフォームからか、tomimiho511@gmail.com まで、注文の個数と、お名前、ご住所をお教え下さい。
お支払いは、商品と一緒にご請求書をお送りしますので、記載の口座まで代金を振り込んでいただく形になります。
ちなみに現在は、中標津町の東一条ギャラリーさんと、斜里町のしれとこくらぶさんで販売して頂いていますので、お近くの方はそちらもぜひ!

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こちらの5枚セットです。

ポストカード原稿 気になる子牛j_R

「気になる子牛」

ポストカード原稿 牛と緑j_R

「牛と緑」

ポストカード原稿 白子牛ちゃんj_R

「白子牛ちゃん」

ポストカード原稿 凍れる朝の白い牛j_R

「凍れる朝の白い牛」

ポストカード原稿 夕暮れ、寄ってくる牛j_R

「夕暮れ、寄ってくる牛」
今までのチャリティーポストカードセットも継続して販売しています。
第一弾 
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-146.html

第二弾 
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-248.html

第三弾 
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-334.html

第四弾 
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-444.html

第4弾までは、川湯温泉駅前のPANAPANAさん、浜中町のファームデザインズさんでも販売して頂いています!

移動支援Rera

2020年を迎え、東日本大震災から、Reraの活動も丸9年経とうとしています。
相変わらずReraは石巻で日々の暮らしの中で移動に困っている方々の足として活動しています。
毎日の送迎に、月に一度のお出かけ送迎に。
facebookページで活動の様子が紹介されていますので、ぜひご覧になってください!

https://www.facebook.com/ishinomaki.rera/

丸9年、本当にたくさんの人の足となって活動してきたReraです。
去年は台風などの自然災害がとても多い年でした。
どの災害でも、時間が経てば話題に上がらなくなりますが、その影響は長く続いていくのだろうと思います。
毎年補助金を申請しながらのReraの活動ですが、そこに困っている利用者さんがいる限り、震災復興の補助金が打ち切られたらそれで復興は終わり、というわけにはなりませんよね。
今後もくらしの足として活動を続けていくための仕組み作りも視野に入れつつの、9年目のReraを今年も応援したいと思います。
直接のご寄付は下記の口座まで。
支援金受付口座情報
ゆうちょ銀行:郵便振替口座
口座記号番号:02210-2-135625
口座名称:特定非営利活動法人移動支援Rera

マスキングテープを作りました。

念願の、マスキングテープを作りました。

おかげさまで完売しました!ありがとうございました。またいつか作りたいです…!

以前から、自分の絵柄の牛マスキングテープが欲しかったので、思い切って憧れのカモ井さんに発注しました。

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種類は2種類。
「あるく」と「はんすう」です。

マステスキャン


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「あるく」は30㎝の長さのイラストで、牛が歩きながら時々草を食べたりしています。
「はんすう」は15㎝のイラストで、牛がもぐもぐしながら耳を動かしたりしています。
前からテープの長さを使ってアニメーションみたいな牛の動きを表現したテープが欲しいと思っていたので、納得の出来です!品質もカモイさんなので安心、少し透け感のある和紙のテープはいろいろな場面で使えると思います。

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値段は税込で一つ450円です。メール頂ければ一つから発送致します。送料は普通郵便で120円から、数によってはスマートレターで180円で発送します。
ご注文はブログの右側下のほうにあるメールフォームからか、tomimiho511@gmail.com まで、注文の個数と、お名前、ご住所をお教え下さい。
お支払いは、商品と一緒にご請求書をお送りしますので、記載の口座まで代金を振り込んでいただく形になります。
現在、中標津町の東一条ギャラリーさん、斜里町のしれとこくらぶさん、今後は札幌の
大丸藤井セントラルさんのイベント
、農業女子のイベントSAKURA会さんのイベントで販売して頂く予定があります。
私から直接ですと、送料、振込手数料などかかってしまいますので、お近くで買えそうな方はぜひそちらをご利用ください。
チャリティーポストカードも販売中ですので、そちらもあわせて是非!
大丸藤井セントラルさんのイベント「北海道 巡る 文房具」は、2月26日(水)~3月8日(日)、1階文具雑貨のフロア イベントスペースで開催されます。
道内在住作家が製作した文房具・紙ものを集めたイベントです。私はマスキングテープの他に、佐伯農場さんのKIRAWAYフィールドノートやトートバッグの出品がありますので、札幌近郊の方は行ってみるといろいろ素敵なものが見つかるかと思います。

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2020セントラルdm裏r

明けましておめでとうございます。ベルリン報告① 武蔵野美大~ベルリンへ。

2020年、明けましたね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は701全身図を携えていろんな場所で見てもらうという一年だったように思います。
どこへ行っても、私の作品を良いと信じて招いてくださる方がいて、そしてそこへ足を運んでくださる方がいて。
しみじみと有難さと、これからももっと良い作品を作りたいとの気持ちを新たに感じる一年でした。
2020年の作品展示予定です。
2月3月に稚内の北海道銀行さんのギャラリー。
4月末から佐伯農場荒川版画美術館。
8月9月でウトロの知床自然センター。
9月後半から札幌のretaraさんでグループ展。
などの展示の予定があります。まだ変更あるかもしれませんが。
まだここに書けていませんでしたが、北海道文化財団さんの「北のとびら」の記事に書いて頂いた、網走市立美術館での個展は来年の冬にしてもらう予定です。丑年ですね…!
広い空間なので、大きい作品をたくさん展示できるようにしたいですね。
しばらく先送りにしていたベルリンの報告を書こうと思います。
長くなりそうなので結果を先に書いておくと、本当に行ってきて良かった。
Galerie Designatで展示させてもらえて、改めて自分の作品の可能性を信じられると思ったし、自分の作家としての甘さにも気づけました。まだまだ自分にはやれることがあるなって身体で感じてきたと言いますか。
ベルリンとハンブルクの美術館を足が棒になるまで回って美術の奥深さに触れた事。それにベルリンの日本とは全然違う空気感に触れて世界の広さを感じた事。そしてギャラリーの奈穂子さん一家の家にお世話になって、ベルリンの生活に実際自分も参加させてもらえたこと。
ベルリンの時間の全てが作家として人間として、私の栄養になったと思います。

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というわけで、11月11日にまずは東京に。
以前から恩師高浜利也先生から声をかけて頂いていたので、この機会にと母校武蔵野美術大学の版画コースにお話をしに行ってきました。
久しぶりの母校は全く変わっていないようで、真新しいアトリエ棟も建っていたり、今時の格好をした若者たちが歩いていたりで近未来にタイムスリップしたような不思議な気持ちに。
予備校時代から今までの作品のスライドを映しながら、ただ漠然と「美大に入りたい」だけで描いていた高校生の頃からどういう経緯で、牛というテーマに出会ったか、そして北海道小清水町という都会からだいぶ離れた場所でどのような出会いがあって今に至るかという話をさせて貰いました。
振り返ると、ただ絵を描くのが好きな子ども時代と、若い頃のコンプレックスというネガティブな出発点から、様々な偶然の出会いを経て、なぜか出会った「牛」というテーマなんですよね。
私という人間が持って生まれて、また生きてきた過程で培われた感性が、偶然「牛」に出会った時にこれは描くべきと思わせたという事。
そして紆余曲折あれど続けてきたことで、その結果たくさんの人が応援してくれるようになって、作家として活動できるようになっていった気がします。
特別な才能はなくても、自分の感性に向き合ってしぶとく続けていけば何かしら形になるものなのかもしれません。
まあ、まだまだなんですが。聞いてくれた学生さんが1人でも、いつかふと思い出せるような話が出来ていたらいいなと思います。
懐かしい版画工房と研究室に久しぶりに訪れて、武蔵野美術大学版画コース、本当にいい環境で学べていたんだなあとしみじみと感じました。
貴重な機会を頂き、高浜先生には本当に感謝です。

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懐かしの母校。
当日お見せしたスライドを少しだけ。

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予備校現役時代(多分)の絵。

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大学一年の時(多分)の絵。

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大学2年の最後に描いた油絵。この後牛に出会います。
次の日、成田空港からヘルシンキ空港を経て、ベルリンへ向かいました。
初めてのヨーロッパ!
ギャラリーの奈穂子さんが空港まで迎えに来て下さいました。
それから1階のギャラリーの上階にある奈穂子さん一家のアパートでお世話になりながら、12日ほどベルリンで過ごしました。

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Gallerie Designat での展示の様子。
奈穂子さんのパートナー、ロシア出身のユーリさんが手がけたとても素敵な雰囲気の内装。
天井も高くて、いつも日本で展示するのとは全く違って見えます。
展示の初日はオープニングパーティーを開いて下さいました。
お二人のお友達や、通りすがりに気になって入ってくれた人など、ゆっくり見て行って下さいました。
不思議なのは、ベルリンでも北海道でも、作品を見たお客様の反応は似ていて、見た人の人生の中で牛に関わった思い出が呼び起こされるようで、それを嬉しそうに話してくれるのですよね(もちろん聞き取れないので後で説明してもらったのですが)。
もちろんそれがない人も驚いた様子で見てくれるのですが、都会のベルリンでも子供のころ家に牛がいた、とニコニコ話してくれる人がいるのはとても嬉しい発見でした。
それにしても、やっぱりもう少し言葉は学んで行くべきでしたね…!
見てくれた方もどうやって作っているか気になるようでいろいろ聞いてくれるのですが、うまく説明できずもどかしい事と言ったら…。もちろん手が空いている時はギャラリーのお2人が説明してくれるのですが。
もちろん作品だけで伝わるものはあったと思うのですが、今後も海外で展示するなら基本的な英語くらいはできないとダメですね。
以前作っていた英語の作品説明の文章を凄く良いと言って下さるお客様も居たので。
そしてそのためには常日頃、日本で作品を作りながらそれをしっかり自分の言葉でも表現する事を、アップデートし続ける必要があるのですよね。もちろんまずは日本語で。
当たり前の事ですが、改めて作家としての自分の甘さにも気づかされました。
平日の昼間は基本ギャラリーは閉めていたので、ベルリンの美術館をひたすら巡りました。
正直日本でこんなに熱心に美術館まわったりした事無かったかもなというくらい、みっちり美術館博物館見てまわりました。
長くなって来たので一回終わります。
続きはまた書きますねー。