俵真布の事。
オープンの時からずっとお世話になってきた、中標津町の「Aets&Craftsと天然酵母パン 俵真布」さん。
今年の3月21日を最後に閉店する事になったそうです。
俵真布のブログ
とっても残念ですが、牧舎と俵真布を掛け持ちでパンを焼いてきた里栄さん、いままでとても大変だったと思うので…。
これからも牧舎で里栄さんの天然酵母パンは販売するそうなので、そちらを楽しみにしたいと思います!
21日までなので、あと残りの土、日、月曜日3日間の営業ですね。これで最後の雑貨たちもあります。
どうぞみなさん遊びに行ってみて下さい。
私のポストカードなどは牧舎さんで引き続き販売していただけます。
2階の東一条ギャラリーは今までどおり続きますので、よろしくお願いします!
ただいま「ChinChico展」開催中です。
今まで当たり前に行くとあった場所がなくなってしまうのが寂しくて、写真をたくさん撮ってしまいました。
午後だったのでだいぶパンが減っていますが。ここでパンを選ぶ時間が好きでした。
浅沼久美子さんのステンドグラスが随所に施された空間。
私の版画も飾ってもらっていました。
珈琲も美味しかったな~。いつもこの場所で美味しいものを食べながらおしゃべりしました。
開陽窯さんの器とステンドの灯り。
ポストカードも並べてもらっていました。
赤い扉。
おまけつむじ
白ちゃんの牛タンをキャッチ。
耳。
3月11日。
今日は3月11日、東日本大震災の発生した日です。
被災した方もそうでない方も、いろいろな想いが去来する一日ではないかと思います。
チャリティーポストカードなどで継続して寄付をさせてもらっている
移動支援Reraさん。
2011年と、2014年に、私も少しだけお手伝いに石巻に行きました。
実際現地で活動する中で、「被災地」や「復興」と言っても、様々な局面があり、Reraが支援しているような、あまりお金がなかったり身寄りが無かったりするお年寄りや、体が不自由な方々は、どうしても取り残されてしまうし、声も上げないので忙しい行政ではフォローもしてもらえない、そんな現状を目の当たりにしました。
Reraが5年間活動する中で、助けられた命は(おおげさなようですが本当にそうだと思うのです)たくさんあったのではないかと思います。
そして震災直後から5年間蓄積された経験とデータは、本当に貴重なものですし、実際昨年の常総の洪水の時も生かされました。
今日も明日も同じように被災地の日常は続いていきますし、まだ困っている、解決しない問題を抱えたままの方々の少しでも助けになるように、引き続きReraを応援していきたいと思っています。
今、ドコモのクラウドファウンディングサイトで寄付を募っています。15日までに目標金額が集まると、ドコモから上乗せして寄付を貰えるそうなのです。どこか寄付がしたい、ともしお考えの方がいましたら、ぜひサイトを覗いてみていただきたいと思います。
サイトから簡単に寄付をすることができます。
寄付しなくても、Reraの今の活動をちょっとでも心に留めていただければ嬉しく思います。
下のリンクから、ドコモのサイトへ行きます。↓
【ドコモ×JapanGiving応援団体】「お出かけ」を守ることは、命と暮らしを守ること。
そして、明日13日、夜9時15分からのNHKスペシャルにて、Reraが少し紹介されるようです。資金繰りに困りながらも継続して活動を続ける団体として紹介されるとの事。
もしお時間のある方はご覧になってみて下さい。
そして、もう一つ、今日石巻から届いたフリーペーパーを紹介させてください。
三陸こざかなネットさんで作っている、「こざかなのみみ」です。
三陸こざかなネットフェイスブックページ
震災後、ご自分と家族の被災体験を始め、東日本大震災での被災体験を集めて記録し、わかりやすくマンガで伝える活動をされてきた三陸こざかなネットさん。
今はこちらのフリーペーパーを発行しています。
被災地の今、どんな活動が暮らしを支えているか、震災ボランティアとはどんなものか。いつか来るかもしれない災害に備えてどんなことができるか…など、文章とマンガを交えて大人が読んでもこどもが読んでもわかりやすい内容。
子どもたちに震災の事を伝える、そして防災意識を育てる教材としても素晴らしいものだと思います。
代表の中山さんとは前回石巻に行ったとき、すこしだけお会いできました。壮絶な被災体験をされてなお、その体験を未来への遺産として残して行こうという中山さん、とても明るくて笑顔の素敵な方でした。
ご興味のある方、活動を支援したいという方は、
三陸こざかなネットさんのホームページを参照してください。
おまけつむじ
横たわる779
クレヨン。
酪農ジャーナル2016、3月号。
かまってほしい。
「牛展3」参加のお知らせ。
5月、写真家の高田千鶴さんたちが企画している「牛展」に参加させていただく事になりました。
牛の魅力をもっと知ってもらいたい、そんな願いからたくさんの作家さんが集まりました。
写真や絵画の作品展示に、ワークショップに演劇、チーズや雑貨の販売など、牛にまつわるあれこれがぎゅっと集まったイベントになりそう。
牛好きにはたまらない、牛愛溢れた空間!想像するだけで今から楽しみでなりません。
会期は2016年5月13日(金)~5月15日(日)
会場は、3331 Arts Chiyoda (アーツ千代田 3331) B104号室 東京ですよ!
アーツ千代田さん、一度訪れましたが都会の真ん中のオアシスみたいなとてもオシャレで素敵な場所でした。
私は新作の版画何点か展示させていただく予定でいます。(牛の顔、子牛を、実物大で、と思っています、あまり大きいのではなく、中くらいのサイズ感をイメージして頂ければ。)
詳しくはホームページを。
牛展公式ホームページ
また随時お知らせしていきますね!
おまけつむじ、ワークショップでこどもに感化されたので、Tuna-kai絵の具で描いた懐かしの620。
ついに流氷も接岸しましたよー!
子ども芸術フェスティバル。
斜里町子ども芸術フェスティバルの事を。
お世話になっている標茶の手作りクレヨン工房Tuna-kaiさんのワークショップをお手伝いさせてもらいました。
再生紙の葉書に、Tuna-kaiさんのクレヨンや絵の具でリンゴを描こうというワークショップでした。
体験に来てくれたこどもたち、本当に素敵な絵を描くのですよ。Tuna-kaiさんの画材の自然の色味、クルミの殻に入った珍しい絵の具、それらをじっくりと味わい尽くすように、時間をかけてずーっと描いている子も何人かいました。
写真はワークショップが終わったあとの使い尽くされた絵の具ですが、その下の黒く塗られたところ、女の子がひとり、周りでお友だちが楽しそうにしていても真剣に、紙が破けるまで色を重ね続けていたところです。
こどもたちの集中力、純粋に色や画材を味わうその姿に、なんだか胸を打たれる思いでした。
一人、抽象のようなとてもきれいな絵を描いていた男の子がいて(絵の写真を撮らせてもらえば良かった)、その絵をとても誉めたのですが、どうもそれが嬉しかったようで、後で再生紙の厚い葉書が捲れてくるほど力強く筆で擦って描いた絵を、私にくれました。私もとても嬉しかったのです。
普段あまり子どもに教えたりする機会はないのですが、むしろ私の方がたくさんの気付きをもらった気がします。
子ども芸術フェスティバルと関連させて、斜里町図書館で、ただいまTuna-kaiと12人の作家たち展を展示させて頂いています!
こちらもまだの方はぜひご覧になって下さいね!
3月6日まで。
そのあと夕方は奈良美智さんの講演会。
奈良さんの子ども時代の弘前の写真などをスライドで見せて頂きながら、子どもの頃どんな風に過ごしたかなどお話して下さいました。
子ども時代の弘前と、斜里の雰囲気がよく似ているのだとか。
それから旅のこと、作品の事、絵を描くようになったきっかけなど。
奈良さんは本当に飾らない人柄で、会場は終始温かい雰囲気につつまれていました。
気の向くままにお話しされるのを聞いているうちに、奈良さんの作品の事もずっと身近になった気がします。
奈良さんも予備校の講師をされたときに、学生に教わることが多かったというお話をされていて、少しその日の自分の体験ともリンクしてちょっと嬉しかったです。
私ももっと、頭を柔軟に、どんどん視野を広げて、良い作品を作りたい!そんな気持ちにさせてもらいました。
オープニングアクトの佐藤ぶん太さんの津軽笛演奏も素晴らしかった!
他にも笛づくりやパンづくりのワークショップもあったり、展示物もおおきなねぷた絵や中学生の作ったねぷたやお囃子の楽器に弘前の工芸品、地元の高校生たちが作った弘前地図にかわいい顔出しパネルに…盛りだくさんの芸術フェスティバル。こんなイベントがあって斜里のこどもたちは幸せだなと思いました。
来年もまた楽しみにしています。
「月刊イズム」さんでご紹介いただきました。
「月刊イズム」 2016 3月号にて、私の事を記事にしていただきました。
「シリーズ表現者たち」という事で、なんと表紙に載せていただいています。(写真は一昨年の網走美術館個展の時に、「農家の友」の取材でライターの森さんに撮って頂いたもの)
北の未来を考える雑誌、という事で、北海道でしか手に入らないかもしれませんが、お店で見かけた時には手にとっていただけると嬉しいです。
記事の写真はちょっと文字までは読み取れないかと思いますが、私のとりとめのない話をとても分かりやすくまとめて下さいました。私が牛を描くに至った経緯や、作品でこだわっているポイントなど書いてくださいました。
取材してくださった、堀様、ありがとうございました!
ISMホームページ↓
http://monthlyism.web.fc2.com/ismlatestnumber.html
こうして取材をしていただくたびに思うのですが、私自身がうまく自分の作品の事を言葉にできていないという事がありまして。
酪農という産業に携わるからわかることも、一人の表現者としてまっさらに牛や自分と向き合う事も、その間を揺れながら、もっと作品を深化させていきたいし、それを表す言葉もちゃんと確立していきたいなと思っています。