網走市立美術館の常設展示。

網走市立美術館の常設展にて、私の木版画作品を展示してくださっています。
網走美術館さんは少しずつ私の作品を所蔵してくださっていて、本当にありがたいです。
館長の古道谷さんにもいつもとってもお世話になっています。
今年の10月くらいまでは今のまま展示して下さるそうですので、お近くにお越しの際はぜひ!
企画展や郷土やゆかりの作家さんの常設作品も見ごたえがありますよ。
今は企画展で「春の所蔵作品展高橋道男の風景」が開催中です。
入館料 高校生以上200円 小・中学生 100円*網走市・大空町の小中学生は土曜日無料
月曜日はお休みです。
網走市立美術館
〒093-0016 北海道網走市南6条西1丁目

http://www.city.abashiri.hokkaido.jp/270kyoiku/040bizyutukan/

展示作品は、左が「946」と右が「388正面図」です。
「946」は今も仕事先で現役で乳を搾っている牛、「388」は学校を出てから一番最初に作った板目木版画で、私も思い入れが強く好きな作品です。
※撮影は許可をいただいています。

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牛のつむじ展、始まりました。

11月23日より、札幌は円山のGallery Retaraさんにて、冨田美穂個展、「牛のつむじ」始まりました。
初日から、本当にたくさんの方が来てくださいました。ありがとうございます!
たくさんの方に助けられて、なんとか初日を迎えることができました。
ぎりぎりまで新作を作っていて、こちらから札幌に向かうバスに作品を持って乗り込むはめになってしまいましたが…。
メインは太郎賞の時の「388全身図Ⅱ」

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直前まで作っていたのはこれです。多色刷りの「915」。まだ会期はじまったばかりなので、部分写真で…なかなか苦労しましたが、白い牛の版画をずっと作ってみたかったので、念願かなった感じです。顔と首の正方形の画面です。

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一日一牛も貼りだしました。

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初日の23日は、ギャラリートークをさせてもらいました。

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撮影・小島啓二氏
札幌近郊やずいぶん遠くからもたくさんの方が来てくださって、本当に嬉しかったです。
ご挨拶できなかった方もいたのでとても心のこりなのですが…。
トークは、話が前後したりお聞き苦しいところもあったのではと思いますが、30分あっという間でした。
言う事を準備するとうまく話せないので、その場の勢いでお話させてもらって、あとから考えるとちょっと捕捉したいところもあったりなので、少しここで書かせて下さい。
牛を木版画で作る、という表現にたどり着いたのはほんとうに偶然や出会いがいろいろ重なって、自分で選んだというよりたどり着いた、という感があるのですが。
後からいろいろ理由づけたりもするのですが、一番はやはり木版画の自分の作品が好き、という事につきるのかもしれません。
背景もなく、柔らかいようで硬質な、三角刀で彫った毛の表現で、牛のもつ神々しいような近くて遠い存在感に迫れる気がするのです。立体感があるようでとても平板で、絵では出せない凝縮したような表現になっているのではないかと。
まだまだ途上ですが、続けていく事でもっと近づける何かがあればいいなと思っています。
つたない話を聞いて下さった皆様、本当にありがとうございました。
会期は12月11日までです。どうぞご覧になってくださると嬉しいです。
後は酪農女性サミットの全日の12月4日と、最終日の12月11日に会場に居るつもりでいます。
冨田美穂展 牛のつむじ 
2017年11月23日(木)~12月11日(月) 火曜日定休 12:00~18:00 
Gallery Retara 札幌市中央区北1条西28丁目2-35MOMA Place 3F

荒川版画美術館、2017年の営業を終了しました。そしてあたたかい展のお知らせ。

2017年の佐伯農場荒川版画美術館、及びレストラン牧舎の営業は、11月12日をもって終了いたしました。
来年の春まで、冬季休業になります。
今年もたくさんの方に作品を見て頂きました。
本当にありがとうございます!!
厳しい冬を乗り越えて、また春にお会いしましょう。
そして、11月23日からは、東一条ギャラリーで毎年恒例あたたかい展がはじまります。
私も少しだけ参加しております。ポストカードの新作もありますよ~!お近くのかたは、ぜひ!
2017あたたかい展
1月23日(木)~12月3日(日)
月火水曜日はお休みです。
午前11:00~午後5:00まで。

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もうすぐ雪に埋まる景色。

Gallery Retara さんで個展のお知らせ。

久しぶりの個展のお知らせです。
冨田美穂展 牛のつむじ 
2017年11月23日(木)~12月11日(月)火曜日定休 12:00~18:00 
Gallery Retara  〒064-0821札幌市中央区北1条西28丁目2-35 
MOMA Place 3F (アメリカ領事館斜め向かい)
TEL 011-621-5600 

http://moma-place.jp/retara/index.html

初日と最終日は、会場に一日居させてもらう予定です。
そして、初日の午後3時から、アーティストトークを行う予定です。こちらもぜひ!
岡本太郎賞に出品した大きな牛の版画と、新作が2点ほど、あとはここ2、3年ほどの版画作品をメインに展示する予定です。
今追い込んで新作作っています…!
前にレタラさんで展示をさせていただいてから、早いものでもう4年になるのですね。
お近くの方、足をお運びいただけると嬉しいです。
☆ご注意☆先日お知らせした「酪農女性サミット」と日程が重なっていますが、私が講演させて頂く12月5日は、ちょうど火曜日でギャラリーは定休日になります。参加される方で、個展も見に行こうかなと思ってくださっている方がいましたら、どうぞご注意くださいね。

冨田美穂2017レタラ個展DM表


冨田美穂2017レタラ個展DM 裏

荒川版画美術館所蔵作家3人展始まります。

9月5日から、中標津町東一条ギャラリーにて、「佐伯農場荒川版画美術館所蔵作家3人展」始まります。
先日まで行われていた細見浩先生の展覧会に引き続き、普段荒川版画美術館に展示している作家さんの展示が東一条ギャラリーにて行われます。
根本茂男先生の作品も、松本五郎先生の作品も、先生方が生きた戦中戦後の道東の景色を描いた、作品として素晴らしいだけでなく、当時の生活や風景を知る貴重な資料とも言えると思います。
最近荒川版画美術館には飾っていなかった作品がメインとなると思いますので、懐かしい作品、はじめて見る作品に出会えるのでは…!お近くの方、ぜひ足をお運びいただければと思います。
先生方のプロフィールはこちらに。荒川版画美術館サイト。

http://saeki-farm.sakura.ne.jp/arakawa/arakawa-index.html

私はせっかくの機会なので、学生時代に最後に描いた自画像の油絵や、版画コースで作ったシルクスクリーンなど、ずーとしまってあった作品を出してみました。先生方の作品の重厚さにはとてもかないませんが、私の歴史もちょっと知れるかも…しれません。
油絵、受験時代含め5年もみっちり描いてた割に本当に鳴かず飛ばずだったんですが、この油絵(2年の進級制作でした)で赤塚祐二先生の個人賞を頂いたのが本当に嬉しかった思い出です。そのあとは版画コースに進んでしまったので、油絵は一切描いてないです。しかも他の油絵はほとんど処分してしまったので、私としては大事な作品です。
「佐伯農場荒川版画美術館所蔵作家3人展」
故根本茂男さん・国後島ポンコタン風景など
松本五郎さん(音更町在住)・牛、道東風景など
冨田美穂(小清水町在住)・学生時代の油絵、シルクスクリーンなど
9月5日(火)?9日(土)
12日(火)?16日(土)
27日(水)?30日(土)
午前11時?午後5時
東一条ギャラリー
086-1041 北海道中標津町東一条北1丁目16番地 2階

東一条ギャラリーのブログ。展示風景の写真もありますよ。

http://e1gallery.blog129.fc2.com/blog-entry-670.html




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自画像。P40号です。

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おまけつむじ。 ミルクを飲む雄こっこ。

春の荒川版画美術館、そしてKIRAWAY歩いてきました。

荒川版画美術館のお知らせを、改めて。
今年も荒川版画美術館での作品展示が始まっています。
荒川の岸辺に北海道に自生する可憐な花がいろいろと咲いていて、春の佐伯農場はとても美しかったです…!
今年も10月いっぱいくらいの予定でオープンしています。
レストラン牧舎も相変わらず美味しく、そしてくつろげる空間です。
近くの方も遠くの方も、ぜひ一度遊びにいらして欲しい場所です。
佐伯農場
〒088-2686 北海道標津郡中標津町字俣落2000-2
荒川版画美術館 
開館時間 10時~17時
入館料無料
休館日 木曜日
レストラン牧舎
営業時間 10時~17時
定休日 木曜日

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つややかなウバユリの葉と、春の荒川版画美術館

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今年も向かって左側の展示室に展示させて頂きました。

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岸辺のニリンソウとオオバナノエンレイソウ。

レストラン牧舎外観。

新メニューの手作りベーコンカレー。美味しかったです!
そして、念願の北根室ランチウェイKIRAWAYを歩いてきました。
北根室ランチウェイとは、佐伯農場の佐伯さん達が作った、中標津空港から美留和駅までの、71.4kmのロングトレイルです。

北根室ランチウェイwebsite

今回は、第2ステージ。開陽台から佐伯農場までの約10キロ。
とても眺めの良い道で、鳥の声を聴き、木漏れ日を中を歩くのは、とても気持ちが良かったです。
開陽台の高いところから始めるので、もっと起伏があるのかなと思っていましたが、降りたあと少し急な登りがあったくらいで、歩きやすかったです。
いつもオホーツク海側から見ている斜里岳を、常に裏側から見て歩くのもなんだか不思議でした。
いつか、71キロ全部歩いてみたい気持ちが強まりました…!
ただ自然の中を歩く、という事がいかに身体と心の感覚をフル稼働する事なのかという事を、久しぶりに感じたような気がします。
最高のリフレッシュですね。
牧場の敷地内や、牧草地の脇を通るところもあるので、途中の足の消毒ポイントでは必ず靴の裏の消毒を!

スタート地点の開陽台。あの山の向こうまで、歩いて行けるんだな…!という気持ちに。でも今回は佐伯農場まで。

山と牧草地と空のコントラスト!美しかったです。

まだ葉が出きっていない、新緑のKIRAWAYでした。

レティシア書房さんでの牛の木版画展、今日からです。そして、荒川版画美術館も始まります!

京都のレティシア書房さんでの冨田美穂牛の木版画展、いよいよ今日からです。
搬入は行けなかったので、ギャラリーの小西さんが素敵に飾り付けて下さいました。
前に京都で行った「木版市」の時とは違う作品を、大小合わせて全部で10点飾っていただいています。
レティシアさんのブログ「店長日誌」にて、絵本「おかあさん牛からのおくりもの」についてと、展示について書いて下さっています。以下リンクです。

「牛の絵本」


「冨田美穂「牛の木版画」展」

こんな風に書いてくださって、本当にありがたいですね。
たくさんの方が見に来てくださいますように…!
冨田美穂牛の木版画展
2017年4月25日(火)~5月7日(日)月曜日定休
12:00~20:00(最終日は19:00まで)
古書・ミニプレス&ギャラリー レティシア書房
〒604-0827 京都市中京区高倉通り二条下がる瓦町551
tel: 075-212-1772
レティシア書房さんのサイト http://book-laetitia.mond.jp/
小西さんが撮ってくださった、展示の写真です。

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そして、今年も佐伯農場荒川版画美術館の展示も始まります!
4月28日金曜日から、レストラン牧舎といっしょにOPENします。こちらもどうぞよろしくお願いします。
佐伯農場 荒川版画美術館 
〒086-1273 北海道標津郡中標津町俣落2000?8
開館時間10:00~17:00木曜日が休館日になります。
今日、作品を飾ってきました。
春まだ浅い佐伯農場もしみじみと良い景色でした。

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第20回岡本太郎現代芸術賞もそろそろ終盤です。制作過程など。

開催中の第20回岡本太郎現代芸術賞。長いと思っていた会期もそろそろ終盤です。
生田緑地では桜が咲いた頃でしょうか。
会期中、足をお運び頂いた方、本当にありがとうございます!
最終日の4月9日の14時から、他の作家さん達と5人で順番にギャラリートークをします。
私以外の作家さんは、工藤千尋さん、川上幸子さん、後藤拓朗さん、毒山凡太朗さんの予定です。
一人の持ち時間は10分くらいと少ないですが、作品についてお話しますので、ご興味のおありの方はぜひ。
9日は朝から美術館に居るつもりでいますので、見かけた方はぜひ声をかけて下さいね。
第20回岡本太郎現代芸術賞展
会場 : 岡本太郎美術館 企画展示室
会期 : 2017年2月3日(金)~4月9日(日)
主催 : 川崎市、川崎市岡本太郎美術館
      公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
開館時間 : 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 : 月曜日(3月20日を除く)、3月21日(火)、3月22日(水)
観覧料 : 一般700(560)円、 高・大学生、65歳以上500(400)円
中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
※本料金で常設展もご覧いただけます。
そして、せっかくなので、388全身図Ⅱの制作過程を写真で説明しようと思います。
自分で撮った写真がほとんどなので、刷っているところなどの写真がないのはお許し下さい。

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①完成の大きさで下絵を描く。小さく描いたものを引き延ばします。(牛の椅子に座っているのは演出です、(笑))

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②版木を作って彫る。版木は市販のシナベニヤ。墨で黒く塗って、ニスを塗って、下絵をトレーシングフィルムに写して反転させておおまかに転写してから彫ります。

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彫り途中の顔。主に三角刀と小さい浅丸刀で彫り進めます。

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③彫りあがり。

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④油性のインクで、薄い和紙である雁皮紙に刷ります。何故大きい紙に直接刷らないかというと、バレンで手で刷るために、厚い紙だと紙が動いてしまうからです。あと厚いほど力が必要になります。この写真は刷る前に、紙を置いた状態。

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⑤パネルに大きな和紙を水張りして、その上に刷った雁皮紙を貼りこんでいきます。この辺りは本当に集中しないといけないので全然写真が無くて申し訳ないです。これは貼り終わった状態。

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⑥完成。部屋にあるととんでもなく大きいですね。
道具の説明など、以前の記事も参考にしてみて下さい。

http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-333.html

ちょっと写真が足りなくて説明しきれませんが、だいたいこんな感じです。今回久しぶりに大きい作品を作ってみて、まだまだ技術的に課題が多い事を痛感したので、さらに改良を加えつつ、もっと良い作品を作りたいです!

京都のレティシア書房さんで展示をします。

4月から5月にかけて、京都の古書・ミニプレス&ギャラリー レティシア書房さんにて、展示を行います。
最終日の7日には私も会場へ行くつもりでおります。
会場のレティシア書房さんは、以前私を紹介してくださったシリエトクノートさんを扱っていらっしゃる事からのご縁で、今回展示させていただく事になりました。とても素敵なお店のようで、楽しみです。新作は小品だけになるかとは思いますが、牛密度の高い展示にするようがんばります。
どうぞよろしくお願いします~!
冨田美穂牛の木版画展
2017年4月25日(火)~5月7日(日)月曜日定休
12:00~20:00(最終日は19:00まで)
古書・ミニプレス&ギャラリー レティシア書房
〒604-0827 京都市中京区高倉通り二条下がる瓦町551
tel: 075-212-1772

レティシア書房さんのサイト 
http://book-laetitia.mond.jp/


2017レティシアDM表 2


2017レティシアDM裏 2

網走市立美術館にて「所蔵版画展Ⅱ」展始まっています。

網走市立美術館にて、「所蔵版画展Ⅱ」が始まっています。
網走市立美術館で買い上げてくださった版画作品が展示してあります。私の作品は小品が中心ですが、先日のNHKの中継の冒頭で刷っていた「946」もあります。
広い第二展示室に、恩師である池田良二先生の作品の横に並んでいるのでとても恐れ多いのですが…。
池田先生の作品も見応えがありますので、お近くの方はぜひご覧になってみて下さい。
網走市立美術館コレクション「所蔵版画展Ⅱ」
2月18日(土)~4月2日(日)
午前9時~午後5時
網走市立美術館第二展示室
観覧料 高校生以上200円 小中学生100円
網走市立美術館  〒093-0016 北海道網走市南6条西1丁目
TEL:0152-44-5045 FAX:0152-44-5062





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