香港 Quiet Gallery で個展をします。Solo Exhibition in Hong Kong – at Quiet Gallery

以前グループ展に参加させて頂いた、香港のQuiet Galleryさんで個展をさせて頂きます。
大作含め木版画13点、香港に出張です。香港の観客の方からどんな反応が返ってくるのでしょうか…とっても楽しみです!

”The Quiet Life of a Cow”
Miho Tomita Solo Exhibition
会期: 2025年6月7日〜22日

開廊時間:
水〜金 13:00〜19:00
土・日 12:00〜18:00
月・火 休廊

Quiet Gallery HK
32/F, Gravity, No.29 Hing Yip Street,
Kwun Tong, Kowloon, Hong Kong


“The Quiet Life of a Cow”
Miho Tomita Solo Exhibition
Preview: 2025.06.06 (17:00 – 20:00)
Exhibition period: 2025.06.07 – 22

Opening hours |
Wed – Fri 13:00 – 19:00
Sat & Sun 12:00 – 18:00
Monday, Tuesday (Closed)

Quiet Gallery HK
32/F, Gravity, No.29 Hing Yip Street,
Kwun Tong, Kowloon, Hong Kong



東一条ギャラリー、「牛の瞬き」展終了しました。

5月18日をもちまして、東一条ギャラリーで開催して頂いた、冨田美穂 牛版画展ー牛の瞬きー無事に会期終了致しました。

思えば大学卒業後北海道に来て、作品を佐伯農場荒川版画美術館に飾ってもらってから初めて個展という形で展覧会をさせて頂いたのが、2010年当時できたばかりだった東一条ギャラリーさんでした。佐伯農場の佐伯雅視さんが古い商店をリノベーションして、羅臼のステンドグラス作家の浅沼久美子さんが中心になって企画運営してきたこちらのギャラリーにはいままで本当にお世話になってきました。

2010年の最初の個展の時、酪農ヘルパーでフルタイムで働きながらできる時間で作った「388全身図」。ギャラリーの狭い階段をなんとかすり抜けて、122㎝角の大きな作品をあのステンドグラスとしっくい壁の暖かい空間に飾った時の誇らしさを今でも思い出すことができます。

あれから15年の時が過ぎて、小品展やグループ展の参加は毎年のようにさせて頂いていましたが、大作を含む新作メインの個展をこの場所で本当に久しぶりに開催させていただきました。

2010年の時よりずっとたくさんのお客様においでいただき、本当に15年でずいぶんたくさんの方に私の作品を知っていただいた事に感謝の気持ちでいっぱいでした。
近隣の町々や、本当にびっくりするほど遠くからわざわざ見に来ていらっしゃった方もいらしたり。
ジェネティクス北海道さんの「サイア」で宣伝して頂いた効果も絶大で、たくさんの酪農家さん、酪農関係者の方々にお越しいただき、「いつもサイアを楽しみにしているよ」と言って頂いたり、牛の事をいろいろお話したり、本当に続けてきて良かったと思えたし、嬉しかったです。
また常連のアート好きな地元の方に専門的な質問をしてもらったりする時間も貴重なものでした。

また今回は、ギャラリーの入り口が階段であることで、お越し頂けなかった方が私が知っているだけで2組いらっしゃいました。
せっかく楽しみにしていただいていたのに本当に申し訳なかったです。
今までここで展示した時よりずっとたくさんの方に知って頂いた事、ありがたいと同時に展示する場所によって見られない方がいることまで思い至らなかった事に反省もしました。
今回は私にとって大切な場所である東一条ギャラリーで再び展示ができた事は、ひとつのターニングポイントだったように思います。
また道東でバリアフリーでどんな人でもアクセスできる場所でも展示できるよう、続けて考えていきたいと思います。

私にとってはホームであるこの場所で再び個展を開くことができて本当に、有難かったです。
また何かここでしかできないおもしろいアイディアが浮かんだ時、戻って来れたらと思います!

この展覧会を見に来て下さった皆様、気にしてくださった皆様、お世話になった東一条ギャラリーの浅沼さん、佐伯農場の佐伯さん、在廊をお手伝い頂いたお二方、本当にありがとうございました。
そして改めて、いつも快く送り出して下さる職場の皆さん、支えてくれる家族にも。心からありがとうございました。

この地で生活し、制作し続けてきた15年を糧にまた、続けていきたいと思います。


最後にタイトルの「牛の瞬き」について。

牛の作品を作り始めてから23年ほどの間に作ってきた作品を振り返った時、すごく覚えている牛もいれば、どんな牛か忘れてしまった牛もいました。そして描いてきたほとんどの牛はもうこの世になく、私ももうすっかり若者ではなくなり、身近な子供たちはすっかり大人になり、世の中もずいぶん変わったように思います。
彫っている時の永遠に続くような時間、彫られた牛の面影がしばしこの世に残っていくこと、でもやっぱり生身の身体は本当にあっという間に交代していく、その本当にある意味一瞬のような、でも確かにゆるぎなくそこにあった命を、たとえ忘れてしまうとしても、無駄かもしれなくても、記していくことが私の人生なんだな、などという考えが去来した上でのタイトルでした。まばたきのような一瞬とも、記憶や遺伝子や物質などを受け継ぎながらこの先もずっと続いていくともいえるような私たちの命。
この先もずっと制作を続けていったら、また15年後、どんな作品群が生まれて、どんな意味を持つのか、それが自分でも楽しみだな、と今は思っています。

新作の1305正面図
手前の作品も新作の1715
ステンドグラスの扉と
今回は一日一牛も展示しました
佐伯農場グッズも置かせてもらいました
暖かい光の室内
入り口に飾っていたのは学生の頃作った木口木版、私が牛を好きになるきっかけの牛620
ありがとう!

サイア2025年春号

ジェネティクス北海道さんの2025年SIRE 春号が発行になりました。

今回は春の放牧地で他の牛の背中に顎を置いて休む牛「あご置き場」です。

一般社団法人ジェネティクス北海道 SIRE 令和7年春号

なんと東一条ギャラリーでの個展のお知らせも大きく載せてくださっています。

ありがとうございます!!

東一条ギャラリーにて個展「冨田美穂 牛版画展 ー牛の瞬きー」を開催します

北海道中標津町、東一条ギャラリーにて、個展「冨田美穂 牛版画展ー牛の瞬きー」展が開催されます。

思えば北海道に来て、初めての個展を東一条ギャラリーで開催して頂いたのが、2010年!それから15年の月日が流れたとは…自分でもびっくりしてしまいますが、私の記念すべき初個展を開いて頂いたギャラリーにまた帰ってこられて、とても嬉しいです!(あたたかい展、小さな絵展で継続的にお世話になってはきましたが!)
小さいギャラリーですので、展示点数は今のところ板目の木版画で6点と少なめになる予定ですが、久しぶりに一日一牛も展示しようかなと考えています。版画の新作もあります!
開催日が土日のみとなっておりますので、どうぞお気を付けください。
私は初日と最終日には在廊します。
皆様お忙しい時期とは思いますが、お越しくださると嬉しいです。

冨田美穂 牛版画展ー牛の瞬きー

2025年4月26~5月18日の土、日曜日開廊(4月26、27日、5月3、4、10、11、17、18日)
11:00~16:00
作家在廊4月26日5月18日

東一条ギャラリー
086-1041北海道中標津町東1条北1丁目16番地 2階


BLUE HOUSE STUDIOでの展示が始まりました

奥にある青い建物です!入り口は裏側です。

長野県朝日村にあるギャラリー、BLUE HOUSE STUDIO さんでの展示「冨田美穂 牛木版画展」が3月29日から始まりました。

初日にはギャラリートークを開催し、BLUE HOUSE STUDIOの宇賀神拓也さんと、佐伯農場の佐伯雅視さんと3人でお話させて頂きました。
本当に近くから遠くから、たくさんの方々にお越しいただきました。
来て下さった皆様、本当にありがとうございました!
本当はおひとりおひとりともう少しゆっくりお話しできたらよかったです。

木でできた引き戸を引くとギャラリーがあります
展示風景
立派な梁。建物の歴史を感じます。
新作2点あります
新作「母なる乳Ⅱ」
新作「1765」
うしーる、ポストカードに加え、佐伯農場グッズも販売しています!

いつも荒川版画美術館でお世話になっている、佐伯農場の佐伯さんと、宇賀神さんが北根室ランチウェイを通じて知り合っていた、という縁で宇賀神さんに私の作品を知って頂き、今回の展示が実現しました。
学生の頃登山でよく行っていたいた長野県ではありましたが、ずいぶん時間も経ちましたし全く土地勘も無いに等しく。
せっかくお誘い頂いたから、という事でどんなところかわからないまま作品を送りました。

塩尻駅まで宇賀神さんに迎えに来ていただき、朝日村へ。
見慣れない果樹や葉物野菜の畑が深い山々の懐に広がっている風景。
朝日村は鎖川という川の流れる、周りを山に囲まれた場所でした。

朝日村に移住した写真家、宇賀神さんが3年前に始めたBLUE HOUSE STUDIO。
古い民家を改装して、ギャラリースペースと暗室スタジオ、宿泊できる居住スペースがあります。
ギャラリーがある棟は、特別立派ないわゆる古民家、という感じではないですが、長く普通の人がここに暮らした気配があり。でも上を見上げれば天井を抜いて見える黒光りする立派すぎる梁が、この場所の歴史を静かに主張しています。
宇賀神さんと佐伯さんに手伝ってもらい壁に作品を飾ってあらためてその場所で牛たちを眺めれば、きれいな白壁と天井の黒い梁にとてもしっくりきていて、この場所で展示出来て良かったなとしみじみ思いました。

宇賀神さんやギャラリーに来て下さった地元の方、移住してきた方とたくさんお話させて頂き、その土地の風土、歴史、文化が自分の住んでいる場所とは全然ちがっているという、考えてみたら当たり前の事実に改めて気づかされました。
こんな風に、都市じゃない、ローカルな場所の一つ一つに知らないだけで宝物が隠れているんだとしたら。
そして宇賀神さんを中心にその場所を大事にし、また掘り起こす面白い人たちが集まるこのBLUE HOUSE STUDIOのコミュニティが本当に心地よく、興味深く。
みなさんとお話する中で、いろいろなことを教えて頂き、考える機会を頂きました。
ほぼとんぼ返りになってしまったので、今度はもっとゆっくり木工館に通うなどして滞在したいです。
宇賀神さんが作ったお米や、皆さんが作って下さった土地のものを利用した料理や、村のお蕎麦屋さん、そして水道水まで!本当に美味しかった…!

長野、遠いな~なんて思っていた方、私の展示の時じゃなくても、ぜひ一度朝日村のBLUE HOUSE STUDIOを訪れてみてほしいです。

展覧会は4月13日まで。無休です。

宇賀神さん、お手伝いしてくださる皆さん、どうか最終日までよろしくお願い致します。

冨田美穂 牛木版画展

2025年 3月29日(土)~4月13日(日) 10:00ー17:30

作家在廊日 3月29日(土)

入場無料、予約不要

BLUE HOUSE STUDIO

390-1103 長野県東筑摩郡朝日村針尾1037-6

お問合せ 080-2252-6061

ギャラリーの前を流れる鎖川、春はこれからですね

BLUE HOUSE STUDIOさんにて個展をします

長野県朝日村にあるBLUE HOUSE STUDIO さんで、個展「冨田美穂 牛木版画展」を開催します。

写真家の宇賀神拓也さんが運営する古民家を改装した素敵なギャラリーです。

https://www.instagram.com/studio_blue_house/

佐伯農場荒川版画美術館の佐伯雅視さんのご紹介で実現しました。

初日にはギャラリートークもあります!伺うのがとっても楽しみです。

札幌で刷った新作2点も展示します。

お近くの方、長野行きたい!という方、ぜひ!

冨田美穂 牛木版画展

2025年 3月29日(土)~4月13日(日) 10:00ー17:30

作家在廊日 3月29日(土)

ギャラリートーク 3月29日(土)15:00~

入場無料、予約無料

BLUE HOUSE STUDIO

390-1103 長野県東筑摩郡朝日村針尾1037-6

お問合せ 080-2252-6061

ちなみにアクセスは塩尻駅からレンタカーがベストだそうです。
私も初めて行くので楽しみです!

今年もNPO法人移動支援Reraに寄付しました。

今年もポストカードの売り上げから、NPO法人移動支援Reraさんに36768円を寄付しました。

お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました!

もうすぐ東日本大震災から14年。

発災後からずっと被災者の方々の近くで見守り続けているRera。

時間が経って解決とはいかない被災地特有の事情や、元々の移動困難地域である問題を抱えている石巻で、困っている人たち、Reraを必要とする方々がいる限り、活動を続けていけるよう活動形態を移行していく途上にあります。

私もいまや正会員ですので、今後も遠くからですが活動を見守り、応援していきたいと思います。

今年も赤い羽根共同募金のみやぎチャレンジプロジェクトを通じて寄付させてもらいました。

領収書も出ますので、今年分の確定申告の控除として使うこともできますよ。

赤い羽根共同募金「みやぎチャレンジプロジェクト」移動支援Rera

レラのFacebookでは日々活動を報告していますよ~。

https://www.facebook.com/ishinomaki.rera

チャリティーポストカードはネットショップ「うしのつむじ」にて販売中の他、斜里町しれとこくらぶさん、弟子屈町PANAPANAさん、標茶町手作りクレヨン工房tuna-kaiさん、帯広とトマムのファームデザインズさんにて販売して頂いております!

今年は新しいバージョンも作りたいですね~。

サイア2025年冬号

ジェネティクス北海道機関紙サイア2025年冬号、発行になりました。

タイトルは「勝俊桜」。あの勝早桜5の息子牛で、絶賛活躍中の和牛種雄牛です。

どことなくお父さんに似た気品を感じますね。

ジェネティクス北海道サイア 令和7年冬号
令和6年分の表紙絵も載せて頂いています~!

2025年もよろしくお願い致します。

2025年、スタートしてあっという間に半月経ってしまいましたが…

今年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年は制作の一年、今年は発表する機会が多い一年になりそうです。

また展示の詳細などはこちらでお知らせさせて頂きますね。

皆様にとってどうか良い一年でありますように。

サイア2024年秋号です

ジェネティクス北海道sire 令和6年秋号

サイア2024年秋号発行になりました。

今回の表紙は興味津々に集まってくる子牛たちです。タイトルは「集まる子牛たち」。

白ちゃんに白黒にレッドちゃんみんなカワイイですね…!