北海道深川市のアートホール東州館にて、個展を行います。
日程は10月2日(火曜日)から14日(日曜日)です。
詳しくはまたご連絡します。
なお、今中標津の荒川版画美術館に展示している作品は、個展の間深川に移動いたします。
9月26日に作品を移動させる予定です。
版画美術館に作品を戻す日程はまた追ってお知らせします。
「哺乳する」
乳来た乳来た乳来た!
ごくっごくっごくっごくっ。ドスッ(時々突き上げる)。ぶんぶん(しっぽをふりまわす)。
しろかわいい牛。
上から鼻息。
血管越しに目が合う。
振り返る牛。
和牛の顔。
伝言ゲーム的な毛づくろい。
落石計画に行ってきました。
根室の落石へ、「落石計画」を見に行ってきました。(HPは
こちら)
落石岬の旧落石無線送信局(現池田良二スタジオ)で毎年この時期に行われている展覧会、今年で5期目です。
井出創太郎と高浜利也のアーティストユニットによる、銅版画と銅版画の版で作る対話空間(茶室)の公開制作をメインに行われています。
池田先生、高浜先生、井出先生は、私の大学時代の恩師でもあります。
対話空間(=茶室)の公開制作。
版画で覆われた茶室の内側は、廃銅版(井出先生の銅版画の版)
地元の小学生との版画ワークショップで作った作品も展示されています。
落石の古い地図を大きく拡大したものに、小学生の思い出の場所を描いた銅版画を貼り付けてあります。
こどもたちの描いた、魚や動物、昆布を干す風景など。
落石計画を見に来るのは3回目でしたが、茶室が徐々に形になって、内側に銅版が貼られると、その存在感たるやすさまじいものがありました。
霧の中の、時にされされた建物の中の、輝く赤い空間。霧、錆びた建物、植物、地面、そのまわりの環境の内側が、ふとそこに現れたといったような、言葉にするとそんな印象を受けました。
晴れた日には茶室の内側の銅版が、太陽の光をはらんで桃色に輝くのだとか。
そして銅の板が時とともに変化していくであろうことも、作品の一部なのだそう。
また来年以降も続けるそうなので、茶室の完成がとても楽しみです。
メインの茶室の他にも、ろうそくのほのかな灯りのもと先生方の版画作品を見るのも、子どもたちの作品を見てわくわくするのも、落石計画ならではの楽しみです。
今年の会期は終わってしまいましたが、来年以降、ぜひぜひ皆様、足をはこんでみてはいかがでしょうか。