個展「牛のつむじ」展終了しました。

札幌円山のGallery Reraraさんにて、冨田美穂個展「牛のつむじ」無事会期を終了しました。
冬の始まりの雪や雨で足元が悪い中、本当に多くの方に足をお運びいただきました。
来てくださったすべての方、また応援して下さった方々に、深くお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
太郎賞の時の「388全身図Ⅱ」を中心に、ここ2~3年の作品と新作を展示しました。
Reraraさんの広々と明るい空間で、作品の牛達ものびのびしているようでした。
前回のRetaraさんでの個展から4年、あのときよりずっとたくさんの方に来ていただいた実感があり、それだけ多くの人に私の作品が届いたのだなあと思うと胸に迫るものがあります。
会期中、北海道新聞さんの札幌10区に取り上げていただいた事も大きかったかもしれません。
アートと畜産という全く違ったジャンルの人が交差する、また興味を持ってもらえる作品であるからこその責任もまた、感じた機会でもありました。
次は来年の展示予定へ向けて、この経験をまた糧にして、新しい作品を作っていきたいと思います。

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会場風景。

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酪農ジャーナルに佐藤弘康さんと連載していた「オノマトペ牧場」の原稿も展示しました。お気に入りの2枚です。

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1日1牛。そしてチャリティーポストカードもたくさんお買い上げいただきました。今年中にReraに寄付したいと思います!

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新作の1177。70.5×57.5cm

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新作の915。65×65cm

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388全身図Ⅱはまた剥がして丸めました。大きいのでそのまま運べないのです。次に広げるのはいつになるでしょうね。

牛のつむじ展、始まりました。

11月23日より、札幌は円山のGallery Retaraさんにて、冨田美穂個展、「牛のつむじ」始まりました。
初日から、本当にたくさんの方が来てくださいました。ありがとうございます!
たくさんの方に助けられて、なんとか初日を迎えることができました。
ぎりぎりまで新作を作っていて、こちらから札幌に向かうバスに作品を持って乗り込むはめになってしまいましたが…。
メインは太郎賞の時の「388全身図Ⅱ」

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直前まで作っていたのはこれです。多色刷りの「915」。まだ会期はじまったばかりなので、部分写真で…なかなか苦労しましたが、白い牛の版画をずっと作ってみたかったので、念願かなった感じです。顔と首の正方形の画面です。

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一日一牛も貼りだしました。

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初日の23日は、ギャラリートークをさせてもらいました。

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撮影・小島啓二氏
札幌近郊やずいぶん遠くからもたくさんの方が来てくださって、本当に嬉しかったです。
ご挨拶できなかった方もいたのでとても心のこりなのですが…。
トークは、話が前後したりお聞き苦しいところもあったのではと思いますが、30分あっという間でした。
言う事を準備するとうまく話せないので、その場の勢いでお話させてもらって、あとから考えるとちょっと捕捉したいところもあったりなので、少しここで書かせて下さい。
牛を木版画で作る、という表現にたどり着いたのはほんとうに偶然や出会いがいろいろ重なって、自分で選んだというよりたどり着いた、という感があるのですが。
後からいろいろ理由づけたりもするのですが、一番はやはり木版画の自分の作品が好き、という事につきるのかもしれません。
背景もなく、柔らかいようで硬質な、三角刀で彫った毛の表現で、牛のもつ神々しいような近くて遠い存在感に迫れる気がするのです。立体感があるようでとても平板で、絵では出せない凝縮したような表現になっているのではないかと。
まだまだ途上ですが、続けていく事でもっと近づける何かがあればいいなと思っています。
つたない話を聞いて下さった皆様、本当にありがとうございました。
会期は12月11日までです。どうぞご覧になってくださると嬉しいです。
後は酪農女性サミットの全日の12月4日と、最終日の12月11日に会場に居るつもりでいます。
冨田美穂展 牛のつむじ 
2017年11月23日(木)~12月11日(月) 火曜日定休 12:00~18:00 
Gallery Retara 札幌市中央区北1条西28丁目2-35MOMA Place 3F

荒川版画美術館、2017年の営業を終了しました。そしてあたたかい展のお知らせ。

2017年の佐伯農場荒川版画美術館、及びレストラン牧舎の営業は、11月12日をもって終了いたしました。
来年の春まで、冬季休業になります。
今年もたくさんの方に作品を見て頂きました。
本当にありがとうございます!!
厳しい冬を乗り越えて、また春にお会いしましょう。
そして、11月23日からは、東一条ギャラリーで毎年恒例あたたかい展がはじまります。
私も少しだけ参加しております。ポストカードの新作もありますよ~!お近くのかたは、ぜひ!
2017あたたかい展
1月23日(木)~12月3日(日)
月火水曜日はお休みです。
午前11:00~午後5:00まで。

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もうすぐ雪に埋まる景色。

平成29年度小清水町文化奨励賞をいただきました。

平成29年度の小清水町文化奨励賞をいただきました。
文化の日の今日、表彰式に出席して参りました。
小清水町に住んで約10年。住み始めた頃は、こんな日が来るとは思いませんでした。
本当に名誉な事です。ありがとうございます!
いつも周りの方々に本当に助けられて、制作を続けてくることができました。
これからもがんばった結果を、地元に還元できるように、精進していきたいと思います。
写真がないので絵でお茶を濁させて下さい(^_^;)


おまけつむじ

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もふもふ子牛ちゃん

Gallery Retara さんで個展のお知らせ。

久しぶりの個展のお知らせです。
冨田美穂展 牛のつむじ 
2017年11月23日(木)~12月11日(月)火曜日定休 12:00~18:00 
Gallery Retara  〒064-0821札幌市中央区北1条西28丁目2-35 
MOMA Place 3F (アメリカ領事館斜め向かい)
TEL 011-621-5600 

http://moma-place.jp/retara/index.html

初日と最終日は、会場に一日居させてもらう予定です。
そして、初日の午後3時から、アーティストトークを行う予定です。こちらもぜひ!
岡本太郎賞に出品した大きな牛の版画と、新作が2点ほど、あとはここ2、3年ほどの版画作品をメインに展示する予定です。
今追い込んで新作作っています…!
前にレタラさんで展示をさせていただいてから、早いものでもう4年になるのですね。
お近くの方、足をお運びいただけると嬉しいです。
☆ご注意☆先日お知らせした「酪農女性サミット」と日程が重なっていますが、私が講演させて頂く12月5日は、ちょうど火曜日でギャラリーは定休日になります。参加される方で、個展も見に行こうかなと思ってくださっている方がいましたら、どうぞご注意くださいね。

冨田美穂2017レタラ個展DM表


冨田美穂2017レタラ個展DM 裏

SIRE 平成29年9月号。

サイア9月号です。
タイトルは「育成舎のパンダ牛」。
小学生と一緒に写真を撮りに行った時の、大出農場さんの牛です。なんだか可愛らしかったので。


ジェネティクス北海道SIRE 平成29年9月号
おまけつむじ

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子牛をなめる若い母牛。

酪農女性サミットにて、講演をさせて頂きます。

2017年12月5日、酪農女性サミットにて、講演をさせていただくことになりました。
講演という形でお話をさせて頂くのは初めてなので、ちょっと緊張しますが、おもに作品のお話をさせていただきたいと思っています。丁度同じ札幌で個展の開催期間中の事もあり。ちなみに講演会当日の5日はギャラリー定休日なので個展はお休みです。
以下にチラシの画像を上げておきます。
今回が初めてのイベントのようなのですが、とてもおもしろそうなイベントですよね…!たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています!参加には事前の申し込みが必要ですので、ご興味のある方はご確認下さいね。
以下のリンクにて、いろいろ情報がアップされていますよ。

酪農女性サミットfacebookページ


酪農女性サミット


酪農女性サミット2


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おまけつむじ ぎゅっと牛。

新聞に載りました。

先日、偶然にも立て続き、北海道新聞さんの日曜版と、また別件で共同通信さんに取材して頂き、日経新聞と産経新聞に記事が掲載されました。
東京新聞にも掲載されたとのお話も聞いたのですが、日にちなどは確認できず。共同通信社さんは、各地の新聞社さんにニュース記事を提供しているのですね。
すっかりご報告が遅くなってしまいましたが…。
東京の親戚から読んだよ!と連絡が来たり、ちょっと故郷に錦を飾れたような気持ちです。
本当にありがたいことですね。
記事にもあった、11月23日からのGallery Retaraさんでの個展に向けて、制作をがんばります!
北海道新聞日曜版2017.9月17日

共同通信さんの記事は、9月19日の日経新聞夕刊、9月20日の産経新聞朝刊に載ったようです。東京新聞は、わかる方いましたら教えて下さい。
下記リンクの産経新聞さんのサイトから、記事を読むことができます。

http://www.sankei.com/life/news/170920/lif1709200035-n1.html


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おまけつむじ。白牛とそこまで白くない子牛。

三人展終了しました。

東一条ギャラリーでの、荒川版画美術館所蔵作家三人展、終了致しました。
たくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございます!
前回の細見浩さん展から改めて、松本五郎さん、根本茂男さんお三方の作品の良さを再認識させて頂いた思いです。
地に足をつけて、愛着を持って描かれた作品たちは尊いし、時間が経っても色褪せないどころか、益々価値を高めているようにも思いました。
また荒川版画美術館で一緒に展示させてもらうことになりますが、お三方の作品に負けないように、これからも精進して行かなければと気を引き締めました。
荒川版画美術館の今年の展示は11月半ばまでを予定しています。秋の佐伯農場も素晴らしいですので、どうぞお越しくださいね。

私の作品。とてもひさしぶりに出した油絵とシルクスクリーンの牛(右側)。

松本五郎さんの牛の版画。初めて荒川版画美術館で見たときからとても好きです。若い頃に中標津で教師を勤められた松本五郎さん。師範学校時代に生活図画事件に巻き込まれ、一年を獄中で過ごすと言う壮絶な経験の持ち主でもいらっしゃいます。自伝を借りたので、これからゆっくり読んでみたいと思います。

根本茂男さんの作品。鳥瞰図なのは、記憶をもとにイメージで描いたそうですよ。当時の活気が伝わってきます。若い頃の国後島の思い出を元に、お仕事を退職されてから木版画に取り組まれたそうです。

秋の佐伯農場、とても美しいですよ!

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そして、東一条ギャラリーでは次の展示が始まっています。
ボールペンで描いた北海道の駅舎でおなじみの、山宮喬也さんの油絵展です。油絵のしっかりしたマチエールで、道東の景色や静物などが描かれています。こちらもぜひ!