第28回道銀芸術文化奨励賞を受賞致しました。

このたび、第28回道銀芸術文化奨励賞を受賞致しましたので、ご報告致します。
道銀文化財団のサイト 
http://dogin-bunkazaidan.org/prize.php

この賞は、毎年道銀文化財団で、北海道出身か在住の芸術家、音楽部門、美術部門各一名づつに授与されるものです。
このような栄誉ある賞をいただけて大変嬉しく、また身が引き締まる思いです。
今までの活動を応援してくださったすべての皆様に、深くお礼を申し上げます。
ありがとうございます!!!
つきましては、受賞記念の展覧会を、2019年2月に、札幌の北海道銀行本店ビル1階にある らいらっく・ぎゃらりい で行います。
旧作がメインにはなりますが、鹿追の時に作った大作も展示するつもりです。
会期は2月11日から24日までを予定しています。
また詳しく決まりましたら改めてお知らせしますね。
この賞に推薦してくださったのは、北海道立近代美術館の苫名学芸部長なのですが、そもそものきっかけが2016年の今頃参加した、釧路芸術館×FMくしろ<Path-Artと仲間たち>展でした。
こっちで制作を始めてからずっとお世話になっている、fmくしろの錦谷さんと、当時釧路芸術館の和氣学芸員が企画したグループ展で、確か太郎賞展の準備でとんでもなく忙しかった時期にも関わらず、本当に楽しい展示でした。
佐伯農場の佐伯さんに作品の搬入搬出を全部手伝っていただいたり。
その時に展示を手伝って下さったのが、当時釧路芸術館にいらした苫名さんだったのですね。
ここで制作をはじめてから、少しづつつながっていったご縁が、このような受賞につながったと思います。
本当に感謝の気持ちしかありません。
そして、今後もっともっといい作品、いい展示ができるはずと信じて、精進していきたいと思います。

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おまけつむじ レッドちゃん生まれたけどオスだった!

佐伯農場今年の営業終了しました。そしてポストカードを小清水ツーリストセンターさんで扱って頂いています。

今年の佐伯農場、レストラン牧舎および荒川版画美術館の営業は終了しました。
今年も本当にたくさんの方に来ていただきまして、ありがとうございました!
また来年の春に!

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美術館の窓辺。
そして、新しく小清水町の小清水ツーリストセンターさんで、チャリティーポストカードを販売していただけることになりました。
今年の春に新しくできた、浜小清水の道の駅の隣にある、mont-bellと同じ建物です。
また地元小清水町内で取り扱ってもらえて本当にありがたいです。
私のポストカードの他にも、素敵な鳥や風景のポストカードやグッズもありますよ。
お近くにお寄りの際はぜひ!

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素敵にディスプレーしてくださっています。

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隣はmont-bellオホーツク小清水店。最近は都会にもお店をよく見かけるアウトドアメーカーモンベルですが、小清水町とフレンドタウンという協定を結んで、直営店ができたそうです。

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建物外観。

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おまけつむじ。白ちゃんが茶色ちゃんになってる。

今年のあたたかい展。そしてカレンダー。

今年も、東一条ギャラリーの「あたたかい展」に参加します。
私は新作の木口木版画1点と、小さいスケッチなども展示販売できたら、と考えています。
毎年おなじみ、ジェネティクス北海道さんのカレンダーの配布もありますよ。
だんだん寒くなるこの季節、あたたかい気持ちになりに、ぜひいらして下さい。ワークショップも楽しそうですよ!
11月23日?12月2日までの金・土・日曜日
(計、六日間です。)
午前11時?午後4時
東一条ギャラリー
北海道中標津町 東1条北1丁目16番地 2階
12人の創作する人たち
米倉麻希・・・布小物
ヤンマート(山崎ちはる)・・・毛糸小物
牧舎・・・クッキーなど
福田元美・・・ポストカードなど
平山寛・・・木の物
藤田直平・・・器
冨田美穂・・・木口木版画
佐藤陽子・・・革小物
佐伯雅視・・・木の物
Kuriko・・・アクセサリー、イラスト
クリスノゾミ・・・アクセサリー
浅沼久美子・・・ステンドグラス
敬称略
○ワークショップ
佐藤陽子さん
レザーパーツのヘアゴム作り
11/23(金)30(金)12/2(日)
随時参加(制作約1時間)
1個600
浅沼久美子さん
ガラスのツリー&リース作り
11/24(土)25(日)12/1(土)
随時参加(制作時間30分?)
1個1300?



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今年のジェネティクス北海道さんのカレンダーはこちら。
ことしはやわらかいデザインですね!

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神田日勝記念美術館での展示まとめ。

あっという間に「牛の足音」展が終わって2週間が経ってしまいました。
振り返れば本当に貴重で、ありがたい時間でした。会場の写真をたくさん載せます。
最後に、制作工程の動画も載せていますので、ご興味のある方は!

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美術館外観。遺作の馬がロゴになっています。

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入口ロビーに、大きなタペストリーをかけて下さいました。館内は撮影禁止だったので、みんなこの前で写真を撮っていました。
牛がおおきく、ゴジラのようです。

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入ってすぐ、一階には大作を2点、神田日勝の作品の横に間借りする形で展示しました。
天井が高く、アーチ型で、照明も暗めのこの空間では、また牛もいつもと違った見え方をしました。隣には神田日勝の、お腹を裂かれた牛の絵。


新作「701」

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部分
新作の「701」これは前回作品の「388全身図Ⅱ」での反省を次に生かそうといろいろ工夫しました。
牛本来の大きさと迫力、そして自分の力量、制作する私の部屋の大きさとのせめぎあい。本当にたくさんの方の手を借りて、なんとかこの展示に間に合わすことができました。モデルの牛も現役バリバリなので、仕事に行くたびに観察してスケッチしたりできたのもとてもよかったです。あんまり毎度会いに行くから、少しこの牛と仲良くなりました。
ホルスタインの牝牛は、お乳がたくさん出るように改良されていてそういう形をしていますが。私たちが日々お世話になりながら、でも決して私たちの為に生きているわけではないはずの牛の生命を、実物大で表現できたらいいなと考えて作りました。

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日勝さんの作品とこんなふうにして並ぶ日が来るなんて。夢のようです。

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広い階段を、牛の横顔に導かれて登ります。

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2階にはいつもの作品たち。

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一日一牛のコーナーも。
神田日勝さんの作品とはパッと見の共通点があって(遺作の背景がないところとか)、よく引き合いに出されたりもするのですが。
こうやって並べてみると、同じ家畜を似た構図で描いていても、作家性や時代背景が私とはまったく違うんだなあという事を改めて感じました。日勝さんは、私よりもっと絵を描くことそのものを楽しんで苦しんでいたし、モチーフを通して籠めていたメッセージもずっと重たく複雑だったような気がします。
共通点があるとするなら、きっと日勝さんも、毎日の農作業や生活の中で、馬や牛、泥だらけで地面に張り付いて生きる私たち人間の存在…理想化しないリアルな姿の中に、それでも立ち上る存在そのものの気高さというような事を感じていたのかもしれません。
あの未完の馬が完成していたら、どんな目をしていたでしょう。
日勝さん、ご存命ならば80歳くらいだったはず。お話してみたかったなあ。
日勝さんの胸を借りて、いろいろな事に気づけた展覧会でした。
この展覧会を近くから遠くから、本当に思いもかけないほどたくさんの方々が見に来て下さいました。
そして、作品を作るとき、展示するとき助けて下さった職場や近所の皆さん、お友達。そしてお世話になった美術館の方々。
来れなくても応援してくださった皆さんも。
心から、ありがとうございました。
最後になりましたが、701の彫り工程のスライドショー動画を貼っておきます。
彫った日はほぼ毎日写真を撮っていたはずなので、およそ45日分の作業の記録です。