神田日勝記念美術館での展示のお知らせ。

2018年9月4日(火)から10月14日(日)まで、北海道鹿追町にある神田日勝記念美術館にて、作品を展示させていただける事になりました。
「牛の足音」-冨田美穂 牛の木版画展-
2018年9月4日(火)~10月14日(日)
神田日勝記念美術館2階展示室
神田日勝記念美術館 
〒081-0292
北海道河東郡鹿追町東町3丁目2
開館時間 : 午前10時~午後5時
休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合は開館)祝日の翌日(土日が重なる場合は開館)
観覧料 : 一般 520円、高校生 310円、小中学生 210円
神田日勝は、戦後の北海道鹿追町で開拓農家の子として育ち、農業をしながら画家として32歳の若さで亡くなるまで、短くも激しい生涯を生きた画家です。

神田日勝絶筆


神田日勝記念美術館website
より
この絶筆の馬の絵が有名ですが、こどもの頃から森の木を伐り、根っこをおこし、馬で畑を耕して農業をしていた日勝にとって、馬は大事なモチーフだったのです。
短い画家人生の間に彼の画風はさまざまに変遷するのですが、最後また原点に戻って馬の絵を描いている途中で、体調が急変し亡くなってしまいました。
鐙の当たる部分の毛が抜けた、疲れたような目をした馬の絵は、ひどく見る人に訴えるものがあります。
きっとその馬の姿が、日勝にとって、厳しい開拓農家の生活の中でのあらゆる出来事や感じたこと、そして絵画を追及する中でつかんだ事もそこに託す事のできる、まぎれもなく確かな現実であったからなのではないかな、と私は想像します。
日勝の作品は北海道に来てから知りました。初めて美術館に行ったのは確か12年ほど前で、その時からずっとリスペクトと共感とが入り混じった憧れの気持ちがありました。
まさかいつか一緒の空間で作品を展示できることができるなんて思ってもいなかったので、お話をいただいたときは本当にうれしかったです。そして、あの馬や作品たちと自分の牛の版画が並ぶ事へのプレッシャーもひしひしと感じています。
いい作品を作りたい…!
けっこう広めにスペースを使わせていただける事になったので、今作っている新作と、太郎賞の時の大作などの旧作とを並べさせてもらう事になると思います。

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神田日勝記念美術館の平成30年度年間スケジュール

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常設展の中に少しスペースをいただく形になるので、個展というよりはコラボレーションのような…緊張しますね。

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神田日勝記念美術館の外観。鹿追町の道の駅の敷地内にあります。
鹿追町は大雪山の麓の、美しくて食べ物もおいしい素敵な町です。
季節もとてもいい時期なので、会期中、ぜひお越しいただければと思います…!

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今作っている新作はこれより一回り大きいです。がんばります!