開催中の第20回岡本太郎現代芸術賞。長いと思っていた会期もそろそろ終盤です。
生田緑地では桜が咲いた頃でしょうか。
会期中、足をお運び頂いた方、本当にありがとうございます!
最終日の4月9日の14時から、他の作家さん達と5人で順番にギャラリートークをします。
私以外の作家さんは、工藤千尋さん、川上幸子さん、後藤拓朗さん、毒山凡太朗さんの予定です。
一人の持ち時間は10分くらいと少ないですが、作品についてお話しますので、ご興味のおありの方はぜひ。
9日は朝から美術館に居るつもりでいますので、見かけた方はぜひ声をかけて下さいね。
第20回岡本太郎現代芸術賞展
会場 : 岡本太郎美術館 企画展示室
会期 : 2017年2月3日(金)~4月9日(日)
主催 : 川崎市、川崎市岡本太郎美術館
公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
開館時間 : 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 : 月曜日(3月20日を除く)、3月21日(火)、3月22日(水)
観覧料 : 一般700(560)円、 高・大学生、65歳以上500(400)円
中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金
※本料金で常設展もご覧いただけます。
そして、せっかくなので、388全身図Ⅱの制作過程を写真で説明しようと思います。
自分で撮った写真がほとんどなので、刷っているところなどの写真がないのはお許し下さい。
①完成の大きさで下絵を描く。小さく描いたものを引き延ばします。(牛の椅子に座っているのは演出です、(笑))
②版木を作って彫る。版木は市販のシナベニヤ。墨で黒く塗って、ニスを塗って、下絵をトレーシングフィルムに写して反転させておおまかに転写してから彫ります。
彫り途中の顔。主に三角刀と小さい浅丸刀で彫り進めます。
③彫りあがり。
④油性のインクで、薄い和紙である雁皮紙に刷ります。何故大きい紙に直接刷らないかというと、バレンで手で刷るために、厚い紙だと紙が動いてしまうからです。あと厚いほど力が必要になります。この写真は刷る前に、紙を置いた状態。
⑤パネルに大きな和紙を水張りして、その上に刷った雁皮紙を貼りこんでいきます。この辺りは本当に集中しないといけないので全然写真が無くて申し訳ないです。これは貼り終わった状態。
⑥完成。部屋にあるととんでもなく大きいですね。
道具の説明など、以前の記事も参考にしてみて下さい。
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-333.html
ちょっと写真が足りなくて説明しきれませんが、だいたいこんな感じです。今回久しぶりに大きい作品を作ってみて、まだまだ技術的に課題が多い事を痛感したので、さらに改良を加えつつ、もっと良い作品を作りたいです!
京都のレティシア書房さんで展示をします。
4月から5月にかけて、京都の古書・ミニプレス&ギャラリー レティシア書房さんにて、展示を行います。
最終日の7日には私も会場へ行くつもりでおります。
会場のレティシア書房さんは、以前私を紹介してくださったシリエトクノートさんを扱っていらっしゃる事からのご縁で、今回展示させていただく事になりました。とても素敵なお店のようで、楽しみです。新作は小品だけになるかとは思いますが、牛密度の高い展示にするようがんばります。
どうぞよろしくお願いします~!
冨田美穂牛の木版画展
2017年4月25日(火)~5月7日(日)月曜日定休
12:00~20:00(最終日は19:00まで)
古書・ミニプレス&ギャラリー レティシア書房
〒604-0827 京都市中京区高倉通り二条下がる瓦町551
tel: 075-212-1772
レティシア書房さんのサイト
http://book-laetitia.mond.jp/
2016年下半期分のチャリティーポストカードの売り上げを移動支援Reraに寄付しました。
ご報告が遅くなりましたが、2016年の下半期分のチャリティーポストカードセットの売り上げを、NPO法人移動支援Reraさんに寄付致しました。
現在は売り上げの3割で、24,915円でした。
牛展の後も、PANAPANAさんやTuna-kaiさん、ファームデザインズさんなどのお店や、個人で買ってくださる方もいらして、これだけの額になりました。
買ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
新しいポストカードも今年のうちには作りたいと思っています。
11日、震災から6年目を向かえました。
被災した場所の事がニュースで取り上げられることも少なくなって、離れているともうすっかり復興したんだろうな…なんとなくそんな気持ちになってしまいがちですが。
震災の直後から6年、移動の足のない被災者の方々を送迎し続けてきたRera。
6年間で、のべ12万人の方を送迎してきました。
私が最初にお手伝いに行った2011年の夏は、まだ避難所から病院や、お風呂への送迎などがありました。
現在も、引き続き仮設住宅や復興住宅から、公共交通機関が不十分な状況の中で移動が困難な方々を送迎し続けています。
震災当初からはだいぶ様相が変わったとはいえ、まだまだ必要とされている現実があります。
本当は、復興が進んで、Reraが撤退しても困らない、というのが良いはずですよね。
しかし、去年の一年間で延べで二万人の方を少ない人数で病院などに送迎し続けているのです。
6年間、被災した方々のそばでずっと活動してきたからReraだからこそ、できることがあります。
今までの活動を生かす形で、福祉送迎の講習会や、地域全体の交通を考えるフォーラムを開催したりと、移動困難という問題を石巻全体で根本から考えていくような試みをしています。
Reraの活動報告かぜのたよりの画像を載せますので、ぜひ読んでみて下さい。
送迎するだけではなく、困難な暮らしを続ける利用者さんたちを優しく見守るReraの活動が、今後も必要とされるかぎり続けられますように、どうぞ皆様のご支援をお願い致します。
現在、社会課題解決「みやぎチャレンジプロジェクト」という赤い羽根共同募金会の募金プロジェクトで、募金を募っています。
宮城県共同募金会を通して、Rera宛の寄付を集めるだけでなく、目標金額の70万円に到達すると、共同募金会からさらに上乗せで50万円の寄付がいただける「マッチング寄付」です。
3月31日まで下記のゆうちょ銀行口座で寄付を募集しています。
ご協力いただける方、どうぞよろしくお願い致します!今現在残り30万円のところまで来ているそうです。
【記号番号】02260-1-16390
【加入者名】社会福祉法人 宮城県共同募金会
【通信欄】NPO法人 移動支援Rera
領収証:要・不要
もちろん、通常の寄付も。
Reraのwebsite
http://www.npo-rera.org/supporter.html
引き続き、チャリティーポストカードの販売も行っています。ご購入ご希望の方は、メールを頂ければ発送します。
第一弾
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-146.html
第二弾
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-248.html
第三弾
http://usinotumuji.blog28.fc2.com/blog-entry-334.html
おまけつむじ。子牛とごろんする猫。
網走市立美術館にて「所蔵版画展Ⅱ」展始まっています。
網走市立美術館にて、「所蔵版画展Ⅱ」が始まっています。
網走市立美術館で買い上げてくださった版画作品が展示してあります。私の作品は小品が中心ですが、先日のNHKの中継の冒頭で刷っていた「946」もあります。
広い第二展示室に、恩師である池田良二先生の作品の横に並んでいるのでとても恐れ多いのですが…。
池田先生の作品も見応えがありますので、お近くの方はぜひご覧になってみて下さい。
網走市立美術館コレクション「所蔵版画展Ⅱ」
2月18日(土)~4月2日(日)
午前9時~午後5時
網走市立美術館第二展示室
観覧料 高校生以上200円 小中学生100円
網走市立美術館 〒093-0016 北海道網走市南6条西1丁目
TEL:0152-44-5045 FAX:0152-44-5062